ノートPCスタンドの定番になった MOFT。貼りっぱなしでも邪魔にならないのが良いところですが、いざ剥がそうとするとびっくりするくらい剥がれません。
筆者も MacBook Pro に貼った MOFT を約2年ぶりに剥がそうとして、まったく歯が立たずに困った経験があります。試行錯誤の末、PC も MOFT も無傷で剥がせたので、そのときにわかった剥がす順番とコツを実物の写真つきでまとめます。

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前提: MOFTは「接着剤」ではなく「吸盤」で付いている
MOFT の粘着面は、接着剤でベタッと貼り付いているわけではありません。表面に目に見えない無数の微細な穴があり、それが吸盤のような役目を果たして張り付く仕組みです。
だから鏡に貼る吸盤と同じで、ガラスや金属などのツルツルした面にはしっかり付き、ザラザラした面には付きません。
この仕組みのおかげで、綺麗に剥がせれば再利用できます(公式では約5〜6回の付け外しが目安とされています)。粘着面がホコリで弱っても、水洗いして乾かせばある程度復活します。つまり「剥がしたら終わり」ではないので、安心してじっくり剥がしましょう。
剥がす前に知っておくこと: 金属プレート部分からは剥がれない
MOFT の接着面はこんな形をしています。台形というか、パンツのような形です。

ポイントは、台形の下底部分に磁石でくっつくための金属プレートが2本入っていること。色々試しましたが、この金属部分から剥がすのはほぼ不可能です。硬くて曲がらないので、めくるきっかけが作れません。
なので、剥がすのは必ず金属の入っていない上側の角からです。
剥がす手順は「右上→左上→中央から下へ」
① 右上の角から剥がす
まず右上(左上でもOK)の角に爪や指をかけて、少しずつめくっていきます。中央のあたりまで剥がれたら一旦ストップ。

② 左上の角から剥がす
次に反対側、左上の角から同じように中央まで剥がします。

③ 中央から下方向へ剥がす
左右から剥がした部分が中央でつながったら、あとは下方向(金属プレート側)に向かってゆっくり剥がしていきます。最後に金属部分がポコッと外れて完了です。

最大のコツ: 引っ張らずに「押し上げる」
長期間貼りっぱなしだった MOFT は、この手順でもかなり手強いです。ここで一番大事なコツがこれ。
シールのように手前に引っ張って剥がさないこと。
強く引っ張ると、粘着面だけが PC 側に残って本体だけベリッと剥がれる(=粘着シートが分離する)事故が起こりえます。MOFT 本体も大きく曲がってクセがつきます。
そうではなく、剥がれた隙間に指を入れて、MOFT を PC から押し上げるように力をかけるのが正解です。


押し上げ方式なら MOFT 本体がほとんど曲がらず、PC 側にも跡が残りにくいです。
ちなみに筆者の場合、2年モノの MOFT を全部剥がすのに約30分かかりました。焦って一気にいかず、これくらいの時間がかかるものだと思ってゆっくりやるのが結局一番の近道です。
剥がした後の保管: ツルツルしたフィルムに貼っておく
綺麗に剥がせた MOFT は再利用できるので、粘着面にゴミがつかないように保管しましょう。おすすめは、製品に元々付いていたようなプラスチックのフィルムや下敷きに貼り付けておく方法です。

紙のような脆いものに貼ると、剥がすときに繊維が粘着面に残ってしまうので避けたほうが無難です。
粘着が弱ってきたら: 水洗い or 買い替え
再利用しているうちに粘着力が落ちてきたら、まず粘着面を水でさっと洗って乾かしてみてください。ホコリが取れて吸着力がある程度戻ります。
それでも戻らなくなったら寿命です。現行の MOFT 粘着タイプは 11.6〜16インチ対応・重さ89g・厚さ3mmで、15°/25° の2段階調整ができます。
まとめ
- MOFT は吸盤構造なので、綺麗に剥がせば再利用できる
- 剥がすのは金属プレートのない上側の角から。左右→中央→下の順
- 引っ張らず、指で押し上げるのが最大のコツ
- 時間はかかるもの。30分コースを覚悟してゆっくりと
貼りっぱなしの MOFT も、正しい手順なら PC を傷めずちゃんと剥がせます。焦らずじっくりいきましょう。
※本記事の情報は2026年7月6日執筆時点のものです。写真の MOFT は旧モデルですが、粘着面の構造と剥がし方の考え方は現行の粘着タイプでも共通です。